フトアゴヒゲトカゲの飼い方・特徴・種類
爬虫類初心者向けのペットとして、とても人気があるフトアゴヒゲトカゲ。
温厚で慣れやすかったり、日中の活動時間のため、人間との生活リズムが合いやすく、お世話がしやすいことなどから、人気があります。
そんなフトアゴヒゲトカゲをお迎えしたいと考えている人のために、特徴や飼い方のポイントなどの情報をご紹介します!
1. 外見的特徴
- 体長:約40〜60cm(尾を含む)
- 体重:約300〜600g(個体差あり)
- 体色:茶色や黄色、オレンジなどのバリエーションがあり、飼育下で改良されたカラーバリエーションも豊富
- ヒゲ状のトゲ:首周りに「ヒゲ」のようなトゲがあり、威嚇すると膨らんで黒くなる
- 頭部:三角形で平たい形をしている
2. 性格・行動
- 温厚で人に慣れやすい:ペットとして非常に人気
- 日中活動する(昼行性):昼間に活動し、夜は眠る
- 登るのが好き:低い木や岩などに登る習性がある
- バスキング(ひなたぼっこ)が好き:紫外線を浴びることで健康を維持
3. 食性(雑食性)
- 幼体:昆虫(コオロギ、デュビアなど)が主食
- 成体:野菜(小松菜、チンゲンサイ、カボチャなど)や果物も食べる
- サプリメント:カルシウムやビタミンD3を補給すると健康を維持しやすい
4. 飼育のポイント
- 温度管理:バスキングスポット(約40℃)とクールスポット(約25℃)を作る
- 紫外線ライト:UVBライトが必須(カルシウム吸収のため)
- 広めのケージ:90cm以上の飼育ケージが推奨される
- 床材:爬虫類用マットなど
5. 寿命
- 平均 8〜12年(適切な飼育環境であれば15年以上生きることも)
6.注意点
温度・紫外線管理が必須
フトアゴヒゲトカゲは変温動物なので、適切な温度管理(バスキングスポット約40℃、クールスポット約25℃)とUVBライトの設置が必要です。
ケージのサイズが大きめ
成長すると体長が約50cmになるため、最低でも90cm×45cmのケージが必要になります。スペースの確保が必要です。
成長に伴う食事の変化
幼体時は昆虫食がメインですが、成体になると野菜が主食になります。成長に応じた食事管理が必要です。
脱皮・病気の管理
爬虫類特有の脱皮不全や、カルシウム不足によるクル病にならないように、定期的に観察とケアが必要です。
7.まとめ
フトアゴヒゲトカゲは初心者にも比較的飼いやすい爬虫類ですが、適切な設備(温度管理・紫外線・広いケージ)が必須です。お世話をしっかりできる人にとっては、とても良いペットになります!