【犬との旅行を楽しむための準備ガイド】事前にしておきたい4つのステップ

お気に入りに追加

犬と出かける初めての旅行。楽しみであると同時に、事前にどのような準備が必要なのかわからず、戸惑ってしまう飼い主さんも多いのではないでしょうか?

とくに犬を飼い始めたばかりの方であれば「旅行に行く前にするべきことはなに?」「準備しておくと便利なものは?」など、わからないことだらけでしょう。

そこで今回は「犬と旅行を楽しむための準備ガイド」というテーマで、旅行前にしておくべきこと、準備しておくと便利なペットグッズなどについて解説します。

犬と旅行に行くまでにしておきたいことを4つのステップに分けてご紹介しますので、ぜひ愛犬との旅行時にご活用ください。

【ステップ1】旅行の計画を立てる

犬と旅行に行く際は、はじめに綿密な旅行の計画を立てることが大切です。とくに重視すべきポイントを3つご紹介しますので、まずはこれらを決めることからはじめましょう。

旅行先の選定

愛犬と訪れたい旅行先の選定をおこないます。この際、犬が安全に楽しむことができる旅行先を選ぶことが大切です。

選ぶ際の基準としては、ペットにフレンドリーな観光スポットがあるか、ドッグランなど屋外で犬が遊べるスペースがあるか、近隣に公園などのお散歩に適した場所があるか、この3点を目安にするとよいでしょう。

宿泊施設の予約

犬と一緒に泊まれる宿泊施設を予約する際は、施設側が定めたルールや追加料金などを事前にしっかりと確認します。 近年では、混合ワクチンと狂犬病ワクチンの接種証を持参するよう定めている宿泊施設が多くなっています。「接種から1年以内の接種証のみ有効」などと定めている場合もあるため、接種日が施設側の基準を満たしているか事前に確認しておきましょう。

交通手段の選択

旅行手段を選ぶ際は、犬のサイズや性格に合った方法を選択し、快適な移動を確保します。

自家用車を利用する場合は、犬が安全に乗車できるようハーネスを用意し、必要に応じて給水やトイレ休憩の時間を設けるのがおすすめです。

また、電車や飛行機などの公共交通機関を利用する際は、各社のペット輸送ポリシーを確認し、必要に応じて問い合わせや手続きをおこないましょう。

【注意事項】

飛行機を利用する場合、犬は貨物扱いになるため、夏場などの気温が高い時期は熱中症による重篤な体調不良を引き起こす恐れがあります。飛行機の利用によるペットの死亡事故も発生していることから、気温が高い時期の利用はよく検討するようにしましょう。

【ステップ2】愛犬の健康をチェックする

旅行先の計画を立てたら、つぎは愛犬の健康状態をチェックしましょう。事前にしておきたい3つのポイントをご紹介します。

獣医師による診察

旅行前に獣医師による診察を受けます。愛犬の健康状態を確認し、旅行に適しているかどうか判断してもらってください。

持病があり薬を定期的に服用している場合は、旅先にも持参する必要があるため、獣医師と相談したうえで必要な個数を準備してもらいましょう。

各種予防接種と寄生虫対策

犬が宿泊施設を利用するためには、各種予防接種の証明書が必要不可欠です。そのため、宿泊施設の定めたルールに則って事前にワクチン接種を終わらせておきましょう。

また、宿泊施設にはほかの犬や飼い主が数多く訪れるため、周りの迷惑にならないよう、事前にノミ・ダニ予防薬などで寄生虫対策をしておくと安心です。

マイクロチップの埋め込み

旅先で愛犬とはぐれてしまっても大丈夫なように、マイクロチップを埋め込んでおきます。これにより、愛犬が迷子になってもすぐに見つけることができます。

マイクロチップが難しいという場合は、首輪に飼い主の名前・連絡先、愛犬の名前を記載しておくとよいでしょう。

【ステップ3】必要なグッズを用意する

犬と旅行に出かける際に「絶対に必要なもの」と「あると便利なもの」をそれぞれご紹介します。「※」をつけているものについては、持参していないと宿泊自体できなくなる恐れがあるため必ず持参しましょう。

≪絶対に必要なもの≫

・ドッグフード、おやつ(普段から食べているもの)

・ケージやクレート(宿泊施設に備え付けがない場合)

・リード

・首輪

・フードボウル、水飲みボウル

・トイレシート

・ウンチ袋

・お気に入りのおもちゃ

・常備薬

・愛犬の写真(迷子になった際に利用できる)

・※鑑札

・※各種ワクチン接種証

≪あると便利なもの≫

・ビニール袋

・除菌消臭スプレー

・新聞紙

・犬用の服(抜け毛が気になる場合)

・ウェットシート

・大型のタオル

・マナーベルト、マナーパンツ

必要な個数(分量)は、愛犬が普段から利用している個数(分量)×日数を目安に準備するとよいでしょう。

「絶対に必要なもの」「あると便利なもの」ともに、宿泊施設で準備されていることケースもあるため、持参する荷物を減らすうえでも、事前に確認しておくのがおすすめです。

【ステップ4】緊急時の対応策を考えておく

最後のステップとして、緊急時の対応策を考えておくことも大切です。旅行先へ出かける前に以下の2つを準備しておきましょう。

緊急時の連絡リスト

緊急時に備えて、かかりつけの動物病院や関係機関の連絡先をまとめたリストを作成します。

必要に応じて宿泊施設のスタッフにも緊急時の連絡先を共有しおくことで、なにかあった際にサポートを受けやすくなります。

周辺の動物病院情報

愛犬が急病になった際も慌てずに済むよう、宿泊施設周辺にある動物病院を事前に確認しておくことも大切です。

夜遅くに病気の症状が出る恐れもあるため、夜間診療をおこなっている動物病院を必ず確認しておくようにしましょう。

犬との旅行は事前準備と計画がとても大切です

犬との旅行は素晴らしい経験ですが、周到な計画と事前の準備が成功には必要不可欠です。

各種ワクチン接種や必要なグッズの準備など、旅行へ出かけるまでにやることはたくさんありますので、できることから少しずつやっておきましょう。

愛犬との旅行を検討されている方がいれば、ぜひ当記事を参考に事前準備を進めてみてくださいね。