プレーリードッグはペットとして飼える!手に入れにくい現状も

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動物園などで、その愛くるしい見た目から人気のあるプレーリードッグは、実はペットとして飼育できます。

名前に犬を意味するドッグが入っていますが、リスの仲間です。日本で主に飼われる品種である「オグロプレーリードッグ」の体長は28~33cm、尾の長さは10cmほどです。

立ち上がって両手を伸ばす可愛らしい姿などで癒してくれることから、ペットとしてお迎えを検討している人もいるのではないでしょうか。

しかし、2003年に輸入規制がされているため、現在は国内で繁殖したプレーリードッグだけが流通しており、数が少ないことで、手に入れにくい状況になっています。

輸入規制があり販売は少ない|値段は20万円から30万円と高騰

愛くるしい見た目のプレーリードッグですが、「感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律」の「第54条」によって、感染症の侵入防止のため、2003年から輸入禁止動物に指定されています。

先述した通り、国内で繁殖された個体のみが流通しているため、価格が高騰しており、高いものでは20万〜30万円程になるケースもめずらしくありません。

また、そもそもの数が少ないことで手に入れにくいケースも多いのが現状です。ペットとしてお迎えしたい場合には、小まめにペットショップの入荷状況を問い合わせるなど工夫が必要です。
プレーリードッグの繁殖期は春頃のため、この時期に入荷する可能性が高くなるといわれています。

主な種類は5つ!日本ではオグロプレーリードッグが一般的

日本国内におけるプレーリードッグの品種は、オグロプレーリードッグが一般的です。オグロという名称の通り、尻尾が黒いという特徴があります。オグロプレーリードッグを含めて、プレーリードッグにはいくつかの種類がいます。

  • オグロプレーリードッグ
  • ガニソンプレーリードッグ
  • メキシコプレーリードッグ
  • オジロプレーリードッグ
  • ユタプレーリードッグ

この内、メキシコプレーリードッグ、ユタプレーリードッグは絶滅危惧種に指定されています。オジロプレーリードッグはオジロの名称通り、白い尻尾を持っています。ガニソンプレーリードッグはコロラド、アリゾナ州に生息しています。

プレーリードッグの飼い方

特有の臭いがあるため自宅での飼育には不向きな場合も

プレーリードッグは、犬や猫などと比べて臭いが強いです。特に、緊張したりストレスを感じたりすると臭腺から臭いを発します。また、トイレを覚えないため、どこでも糞便をしてしまうことも臭いの原因になります。

これらのことから、換気しにくい住環境などには不向きなケースもあります。また、集合住宅などでは、近隣の住人に迷惑がかからないように注意しましょう。

社交的な優しい性格でなつくこともある

プレーリードッグは、社交的で優しい性格です。もともと集団で生活をしていた名残といわれています。集団で安全に過ごすために、コミュニケーション能力も高いといわれています。

一方で縄張り意識は強く、テリトリーに入ってきた部外者に対しては威嚇するといった行動がみられます。

また、発情期には飼い主であっても、ケージなどのテリトリーに手を入れるなどすると強く威嚇され噛みつかれることもあります。発情期には皮の手袋などで、ケガをしないように工夫しましょう。

鳴き声でコミュニケーションが取れれば早くなつくことも

プレーリードッグは、鳴き声が犬に似ていることから、名前に「ドッグ」がついたといわれています。

プレーリードッグの鳴き声は10種類くらいはあるといわれており、飼っているプレーリードッグがどのようなときに、どんな鳴き声を出すか把握することで、コミュニケーションを図ることもできるでしょう。

例えば、「キャンキャン」という鳴き声は敵を見つけて、仲間に警戒を促す鳴き声といわれています。

鳴き声でコミュニケーションがとれるように、日頃からよく観察するようにしましょう。

2頭以上で飼育するのが良いといわれている

もともとプレーリードッグは、一夫多妻制で過ごしている動物です。その家族が複数集まることで集団生活をしています。

そのため、飼育をする際も複数匹で飼育をすると、ストレスが軽減されて良いといわれています。実際のところ、複数匹飼うのが難しいケースもありますが、できれば複数匹で飼育するようにしましょう。

プレーリードッグを飼育するのに必要な飼育環境

プレーリードッグをいざペットとして迎えようと思った際に、どのようなものが必要になるかわからない方も多いのではないでしょうか。プレーリードッグを飼育するためには、具体的に以下のようなものが必要になります。

  • ケージ
  • 床材(すのこ・シート・牧草)
  • 隠れ家
  • 水入れ
  • エサ入れ
  • おもちゃ
  • エサ

プレーリードッグにはものをかじったり、地面を掘ったりする習性があるため、室内でも放し飼いはしないようにしましょう。また、毎日必要な運動量が多い動物であるため、ケージは1頭での飼育であれば、縦60cm、横80cm、高さ60cm程度あるものを選ぶことをオススメします。

エサは専用のペレットや干し草がおすすめ

プレーリードッグに与えるエサは、専用のペレットや干し草がおすすめです。ペレットは繊維が多く、栄養もバランスよく含まれています。中には高カロリーなペレットもあるため、選ぶ際は注意が必要です。

また、干し草に関しても、プレーリードッグ専用のものが販売されているため、専用の干し草を与えるようにしましょう。

運動量が少ないと肥満になりやすいため与えるおやつに注意

もともと運動量の多いプレーリードッグは、飼育下では運動不足になりがちです。

そのため、エサやおやつに高カロリーなものを与えると肥満になってしまうことがあります。高カロリーなナッツなどは、与えすぎないように注意しましょう。

すのこを敷いたケージ内で飼育したほうが良い

先述した通り、プレーリードッグにはものをかじったり、地面を掘ったりする習性があるためケージ内で飼育するようにしましょう。

ケージには、シートを敷いてからすのこを載せ、その上に干し草を載せましょう。プレーリードッグはトイレを覚えないため、いろいろなところでトイレをします。シートを敷くことで床が汚れることを防止します。

また、プレーリードッグの適温は20〜22度です。適温を下回ると、体調を崩しやすくなるため、冬場でもヒーターなどを活用して、最低でも15度以上を保ちましょう。運動不足にならないようにケージから出す時間も大切また、プレーリードッグの適温は20〜22度です。適温を下回ると、体調を崩しやすくなるため、冬場でもヒーターなどを活用して、最低でも15度以上を保ちましょう。

運動不足にならないようにケージから出す時間も大切

プレーリードッグを飼育する際は、ケージでの飼育が基本になりますが、運動不足を予防するためにケージから出すことも大切です。

ケージの外に出す際は、家電のコードなど危険な物をかじってしまうことのないよう、あらかじめ片付けておきましょう。

また、家具などをかじることもあるため、かじられて困る物はプレーリードッグが届かない場所に置くなど工夫をしましょう。

寿命は7年から8年!プレーリードッグがかかりやすい病気

野生のプレーリードッグの平均寿命は、2〜4年程度といわれています。一方でペットとして飼育されているプレーリードッグの平均寿命は、7〜8年程度といわれています。

決して短くない寿命であるため、日常的に様子を観察するようにしていても、時には病気にかかってしまうことも考えられます。

ここからは、プレーリードッグがかかりやすい病気を紹介します。

歯牙腫(オゾントーマ)

プレーリードッグの切歯は、生涯伸び続けます。この切歯が折れるなどして、歯肉から生えてこなくなることがあります。しかし、歯肉から生えなくても歯は伸び続けているため、硬いコブのようになってしまうことがあります。

このコブが気道を塞ぎ、呼吸困難や鼻炎の症状などを起こす病気を歯牙腫(オゾントーマ)とよびます。治療方法は切歯を抜く、または呼吸のための穴をあけるといった外科的な手術が必要なケースもあります。

予防として切歯が折れないように日頃から注意しましょう。例えば、目の粗い金網のケージでは歯を引っ掛けて折ってしまうこともあるため、目の細かい物に変えることなどがあります。

人や犬、猫の歯牙腫とは病態が異なるため、仮性歯牙腫とよばれることもあります。

肝疾患(肝炎・肝硬変・脂肪肝・肝細胞癌など)

プレーリードッグは肝疾患になりやすいといわれています。肝疾患は、脂肪肝、肝炎、肝硬変、肝細胞癌と進行しますが、肝臓の病気は最初は症状がみられず、発見された時には病気がかなり進行しているケースが多いようです。

食欲不振、体重減少、血尿、皮膚炎、黄疸といった症状がある場合、早めに動物病院に連れていきましょう。また、定期的な健康診断を受けて、気が付いたときには手遅れだった、という事態を避けるようにすることも大切です。

将来的なプレーリードッグの診療費にはペット保険で備えることができる

プレーリードッグのかかりやすい病気を紹介しました。プレーリードッグが病気になった際などにかかる診療費は人間のような健康保険がないため、全額自己負担になります。

特に大きな手術をすることになった際は、まとまったお金が必要になることもあるでしょう。そうしたプレーリードッグの診療費の備えに、ペット保険を一度検討してみるのはいかがでしょうか。

まとめ

プレーリードッグの性格、かかりやすい病気、ペット保険などについて解説しました。

輸入規制がされているため、プレーリードッグと出会うことは、以前に比べて難しくなっていますが、プレーリードッグをペットとしてお迎えしたい場合、ペットショップなどに入荷していないか小まめに連絡をしましょう。

また、プレーリードッグの健康に気を使っていても、いつケガや病気をするかはわかりません。そうした際の備えとして、ペット保険を検討してみることをオススメします。

提供者情報

杉原 敏子 ブリーダー

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